FYMの街宣に参加。
若者たちが強行採決に怒っていました。
そして、闘いは今から始まると口々に叫んでいました。
今から、日本の民主主義が始まると。
彼らのリレートークから印象の残った言葉。
「街宣していて罵声を浴びせられることがあるけど、理想を唱えることが悪いことなのか?」と。
世界中の若者たちが平和を唱える。
憲法9条は、この理想を求めているのだと。
彼らの声を聞いていて、学生時代に読んだ戦没学生
の手記『聞けわだつみの声』の一文を思いだしました。
22歳で戦死した早稲田の学生が残した一文です。
「今の生活に都合が悪いからといって、批判をすてたなら、かえって、ほんとうの幸福をうしなうことになると思います。それがわたしたちの教養というものではないしょうか。大きく一国とか人類の立場からいえば、それは学問です。教養のない国がどうして立派に幸福に、なれるでしょうか」。
理想を求めるからこそ今の政治を批判する。それが教養であり、学問なんだと。
あらためて、学問とは何かを教えてもらいました。
FYMの学生たち、ありがとう。
(人文学部 教員)